「合同SD研究会」を開催しました
3月15日(金)に東京都市大学二子玉川夢キャンパスにおいて、「世田谷プラットフォーム」を形成する6大学(国士舘大学、駒澤大学、昭和女子大学、成城大学、東京農業大学、本学)および東京薬科大学(東京都八王子市)と「合同SD研究会」を開催しました(SD:Staff Development)。この研究会は、各大学における内部質保証*の推進と、大学教育の質向上に関して地域社会等に積極的に説明責任を果たすことの重要性を改めて理解することを目的として、世田谷プラットフォームの形成大学が、本学と同様にAPテーマⅤに選定されている東京薬科大学の協力により合同で開催したものです。
当日は、「第3期認証評価のポイントを学び、自大学における質保証を考える」をテーマとして、7大学から44名が参加しました。
はじめに、公益財団法人大学基準協会の工藤潤事務局長に研究会と同じテーマでご講演いただき、2018年度から開始された第3期認証評価の特徴、内部質保証体制の構築、内部質保証システムの機能性向上等について、3ポリシー(学位授与方針、教育課程の編成・実施方針、学生の受け入れ方針)に基づく教育活動とその検証を改善・向上につなげていくためのPDCAサイクルの要点、学習成果を重視した取組と学習成果の把握・測定を中心に、国内外の事例を交えて説明していただきました。
引き続き、東京薬科大学髙山教育研究推進部長より「内部質保証とIR活動」、本学小池企画・広報室課長より「東京都市大学における内部質保証の取組」と題して事例紹介を行い、その後、内部質保証、教育課程・学習成果、学生支援、大学運営の4テーマに分かれて各大学の事例や共通課題をもとにグループ討議を行いました。
最後は各グループからグッドプラクティスや討議内容を発表する時間が設けられ、それを受けて工藤事務局長より総評があり、各大学で大学教育の質にこだわる文化を醸成すること、内部質保証は学生の成長を後押しするものであることを学内で共有することの重要性が述べられ、本研究会は学習(修)成果を重視した教育改革と内部質保証の推進に向けて貴重な機会となりました。
*内部質保証(Internal Quality Assurance)
PDCAサイクル等を適切に機能させることによって、質の向上を図り、教育、学習等が適切な水準にあることを大学自らの責任で説明し証明していく学内の恒常的・継続的プロセスのこと(公益財団法人大学基準協会「大学評価ハンドブック」より)
☆ 世田谷プラットフォーム協定大学情報サイト http://setagaya-univ.jp/