第4回 教育外部評価委員会を開催しました
2019年12月17日(火)に第4回教育外部評価委員会を開催しました。
本学のAPでの取組では、企業、行政、研究機関、卒業生、他の大学及び高等学校の関係者で構成する教育外部評価委員会を毎年度開催し、進捗状況、成果や課題等を報告し、それに対して意見や助言等を得ることにより、取組の客観性、妥当性の向上に努めてきました。
4回目となった今回の委員会は、これまで4年間の取組によって本学が加速させてきた教育改革全体の進捗状況を報告しました。はじめに、教育理念「ボーダーを超えて、学生と教職員が共に考え、学び、行動することで社会に貢献できる人材を育てる」に則った、カリキュラムの再整備や学生の主体的学修と多様性を重視した教育システムの改善等、教育の質保証のために全学的な教育改革を進めてきたことを説明しました。引き続き、テーマⅤの観点から、キャリア形成と学修支援、卒業時の学修成果を客観的に社会に提示する取組として、ディプロマ・サプリメント、プレ・ディプロマ・サプリメントと、両者を生成可能なeポートフォリオ「TCU-FORCE」(TCU-FOR Career Enrollment)の開発、その試行から実践までに至るこれまでの経過と現在の状況を説明しました。また、現在進めている重点施策として、初年次教育から卒業までの学修をつなぐ段階的な能力育成をねらいとした「卒業研究用ルーブリックの実質化」と「全学共通科目SD PBLによる挑戦」(SD PBL :Sustainable Development Project organized Problem Based Learning)と題した2つの取組を説明しました。その後は、質疑応答を経て、各委員との意見交換を行いました。
各委員からは、全体の取組が体系化されて完成度が高まってきたという感想や、学生の主体的な学びへ導く方策、厳密な成績評価とGPAの活用、ディプロマ・サプリメントの妥当性と社会通用性の向上、SD PBL導入に伴う社会との協働などに対して、今後に向けての貴重な意見と様々な助言を得ることができました。
APは補助事業としては最終年度となりましたが、期間終了後も委員会で得られた意見等を踏まえて取組を継続してまいります。
<東京都市大学 教育外部評価委員会>
委員長 大越 孝 氏(桜美林学園・桜美林大学 常務理事)
委員 末吉 弘治 氏(静岡サレジオ高等学校 校長)
委員 豊田 義博 氏(リクルートワークス研究所 特任研究員)
委員 藤原 雄彦 氏(沖電気工業株式会社 経営基盤本部イノベーション推進部 部門長)
委員 吉田 隆彦 氏(横浜市都筑区 副区長)
* 開催日における所属・役職を記載しています